上部開放絞り(r3)の調整による動作

@上部開放絞り(r3)の調整で、ピストン上部の圧力(p1)をピストン下部の圧力(p2)より
  高く設定すると、その差圧と自重によりピストンは下降する。
       ↓
Aこの下降によりノズル(r5)に測定ワークが接近する。
       ↓
Bピストン下部(p2)圧力が上がり、ピストン上部(p1)圧力と自重に等しくなると停止する。
 測定ワークに更に接近するとピストンは上昇する。
       ↓
Cこのことで、ある一定の浮上量(d)を保ちながら測定ワークの高さに追従して
  ピストン(ノズル)が上下する。
       ↓
Dこのピストンの位置を光学的なセンサスケール・センサヘッドにより非接触で検出し
  測定ワークの変位を測定する。

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「非接触ニューマチックサーボを用いた計測技術について」

 エアノズルからの反射圧力を用いた計測技術は、既に1世紀以上の歴史をもち、「エアマイクロ」等の名称により知られており実用化されている。
 この技術のもつ「悪環境における信頼性」や「透明体の計測性」は注目されており、最近では「LCD(液晶ディスプレイ)」や「PDP(プラズマディスプレイ)」の製造における非接触測定装置に採用されるようになってきた。
 また、今後は更に「有機EL(電界発光)」や「光コンピュータ」「太陽電池」の製造場面においても、特に有効な測定手段になってくる。
 非接触測定の方法として一般的な「レーザ三角測量式」や「レーザ自動焦点式」「静電容量式」等においては、いずれも透明なガラスの精密形状測定には課題があり、またガラスを基とした様々な材質のパターンや付加物の形状の測定についても多くの課題があった。
 すなわち、光の反射が透明体では安定しないことや誘電性などの材質の変化、測定条件による測定値の変動がその課題にあげられる。
 当研究所では、上記のエアノズルに生ずる反射圧力を用いた計測技術を、特許第2788162号や特許第2788168号、特許第3398244号、特許第3037531号に掲げる手法(非接触ニューマチックサーボと称する)にて、その計測技術を発展させお客様のニーズにお応えしています。
供給口からのエア(p0)の流れ

@ピストン内上下部の減圧絞り
              (r1.r2)
       ↓
  ピストン上下の部屋(p1.p2)に
 減圧・供給
       ↓
 開放絞り(r3.r4)や
  ノズル(r5)より外気に放出
       ↓
A減圧絞り(r1.r2)の圧力差に
  より、静圧軸受け部(r6.r7)
  にもエアの流れが発生する
  ので、ピストンはシリンダの
  壁面から離れて、微少な力
  でも上下する。

Super Engineering Serve Labo.

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